課題
コロナ禍が原因で、宿泊客の低下が顕著に現れ始めていた昨今。新たな改革案として個人のお客様の自社リピート率を上げる為の施策を検討していた。
同時に社内の効率化も検討しており、主なコミュニケーションは電話で、情報を伝えるにも時間がかかるケースが多く存在していた。
また、紙を利用している業務がとても多く、その場所までいかないと情報を得られないという現状。データ化が進んでいないため、判断を行うには多くの時間や経験を兼ね備えている人材が必要との組織的な問題も課題になっていた。
解決策
- 顧客情報のデータベース化
- アクション型のデジタルマーケティングツールの導入
- 企画会議の開催と定点的なデータチェック
- 各グループ拠点へのヒアリングと課題の抽出
- 解決策の提示・システム構築、運用フォロー
- 毎月の継続的な進捗確認・報告会の開催
効果
待ちから攻めへ。HubSpotを利用したデジタルマーケティングの確立。
メルマガ会員の制度を設けて、お客様に旬の情報を定期的に発信し、興味度合いの数値化を実施。
経営理念である「今日、この瞬間に、最高の山形を。」に基づき、季節の素晴らしさと、美味しいお食事の情報をお届けすることにより、顧客接点のデジタル化を実現。メルマガでの情報経由で多くのお客様に利用を促すことに成功した。
バックオフィス部門の生産性向上。Google Workspaceを中心とした業務改革。
Google Workspaceを全社利用をすることに決定し、各グループ会社を含めた大掛かりなヒアリングを実施。
コミュニケーション部分や業務のデジタル化を図ることで、今まで現場に行ったり会わないとできなかった事の課題が解決できた。Google ChatやGoogle Meetの自社利用頻度もデータ化し個人での利用推進も同時に行った。
スプレッドシートが業務課題解決の中心になり、結果的に年間で約12,000時間の時間削減に成功した。
日次利益の把握。Tableauによる現状把握システムの構築。
基幹システムからデータを抽出し、目標管理シートからKPIを拾い上げ、日次での収支分析を行う日次決算システムを構築。
データを自ら収集することなく、ツールを見るだけで現状が把握できる状態を構築することにより、今まで資料作成に使用していた時間が短縮された。尚且つ月1回しか確認できなかったポイントを毎日確認できるようになったので、目標達成の道がより具体化し、行動しやすい状態になった。